さりゆくひとよ
なんでもないような日々の中に 僕たちを確実に隔てる言葉がある 愛や夢を信じきれないのは 僕と君、どちらが先だっただろう 考えても、どんなに思い悩んでみても 形ばかりで意味をなさないのに 僕たちは諦めの悪い子供みたいに 届かない思いを言葉にして吐き出すのだhttps://poem.blogmura.com/←にほんブログ村 ポエムブログ
View Articlemiss
きっとあなたは知らないわ どれだけ私が焦がれていたか どれほど胸が焼かれていたか 平気だなんて嘘よ 苦しくてたまらないの ひとりぼっちはやっぱりまだ怖いわ 窓から見上げた世界は 美しいとはいえなかったけれど 隣にあなたがいたから 全てが鮮やかで全てが愛おしくみえた 今はもうなにもないわ 私には重たいからだとひねくれたこころだけ あなたが残していった思い出は 今でも私を締め付けるのに...
View Articlelike you
あなたと私の真ん中には透明な壁があって きっと二人とももうどうしようもないことを知っていた 揺るがないのはあなた自身か、それとも私か もう確かめるすべもない 胸が痛くてたまらないのは あなたが恋しいからじゃない きっとそう 毎日あなたの夢を見るけれど この胸の痛みは あなたのためじゃない つかの間の幸せにさかさまに溺れて 私はあなたの肌を漂う ああなんてしょうもない 本当はそばにいてくれるだけで...
View Articleドルフィン
いつかこのどうしようもない哀しみも 拭いきれない淋しさも 全てあなたが薙ぎ払ってくれると 毎夜夢を見る 私はいつまで切ない海に溺れたまま あなたを想って歌うのだろう 私の帰る場所は 海を越えたあの丘の先 あなたの胸の中ではない ましてや お伽話なんて ああそれこそ夢のまた夢
View Article世界へ落とされた子ども
嘘ばかり 嘘ばかり、嗚呼嘘ばかりなのだ 貴方が私をこんな醜い道化に変えたのだ 残酷なまでに 私を指先から変えていったのだ 私を囲う暗闇は貴方との記憶を忘れられないまま 淋しそうに膝を抱えている そうしてきっと永遠に顔をあげることはない 私が私であるために 貴方と離れなければならないのなら それはなんて深い孤独だろうか 貴方を無くしては 虹を見ることすら適わないのに 眠りにつくまで 貴方の声を聴かせて...
View Article動悸
幼い頃からの夢は もうそばには居ない それが分かっているから 私はたまらなく淋しくて哀しい 息をしよう 出来るだけ深く 出来るだけ強く ひとりでも風に負けないように 祝福されたい 私はただ貴方に はじめからそれだけのことなのだ
View Article続く、続く、続く
おぼつかない指先で君は僕に触れる その優しさは砂糖のように甘く 毒のように僕を苦しめている そんな時僕はいつだって惨めだ 君が僕を憎んでいると知っていても 僕は君なしでは生きていけなかったから 可哀そうな君に寄生し続けたの 僕は君を歪ませた挙句、そんな暗い妄想ばかり だってどこまでも堕ちていけるなら 僕は君とが良かったんだ 願うなら、永遠にふたりでありたかったから...
View Article